5Sの特長と手順(究極の5Sコース)

究極の5Sコース

マサキ経営の5S指導は、「究極の5Sコース」を基本とします。5S指導歴31年の蓄積の中から生まれました。特長は、楽に早く立ち上げ、維持管理も楽で、次第にレベルアップしていける、3拍子揃ったコースです。

特徴

究極の5Sコースの特長は、以下の点です。

標準資料の充実:使用するフォーマット・帳票類と、教育用のパワーポイントテキストのデータ一式を最初にご提供いたします(指導を受けずに、データ・説明書だけの購入も可能です。5Sページ「図書」をご覧ください)。このため、楽に早く立ち上げることができます。

半年サイクルの活動:1サイクルの活動期間は6カ月で、これをくり返していきます。通常、6サイクル3年で、後戻りしない確立期に入ります。もちろんその後も、やめることなく続けていきます。

活動は「5S活動表」という形で標準化、パターン化されていますので、維持管理も楽です。

レベルアップ:5Sが進化してくると、見える化や現場改善と密接に結びつき、相乗効果が出てきます。例えば、目標管理、標準化、在庫管理、日程管理、品質管理、レイアウト改善、段取替改善、設備保全などとの密接なつながりです。このため次第に、活動をレベルアップしていくことができます。

手順

究極の5Sの進め方の手順は、以下の通りです。

Ⅰ.準備段階

①5Sの目的を明確にする。

 

②5Sの目標を明確にする(3年で確立させるなど)。

 

③5Sの定義を明確にする。

 

④5Sの推進範囲(エリア)と除外範囲を明確にし、色分けしたグループ別推進区分図を作成し、表示する(当面、その後見直す)。

 

⑤5Sの参加者非参加者(アルバイトなど)を明確にする。

 

⑥5S推進組織をつくる(委員長、幹部会、事務局、リーダー、サブリーダー)。

 

⑦5S基本工程計画作成(特にスタート月、会計年度との兼ね合いなど)

 

⑧5Sデータ集を各リーダーに配付

 

⑨5S教育(まずリーダー以上に、次にサブリーダー以下対象者全員に)

 

⑩5Sボード設置

 

⑪5S活動表作成

 

⑫「5Sの進め方」(全員配付資料)作成

 

⑬5Sキックオフ大会

準備することがずいぶんたくさんありますね。じっくり3、4カ月かけ、段取八分と行きたいものです。この準備段階は、活動の成否を左右するほど重要です。

Ⅱ.実施段階

活動表にしたがって、整理→清潔→清掃→整頓→躾の順に実施。

 

②毎月、5S点検表で自グループを点検し、事務局に提出する。

 

③5S委員会を毎月開催し、各リーダーが点検結果、問題点・課題などを報告、委員会で検討する。

 

⑥事務局は、点検結果をグループ別月別点数推移グラフにまとめ、5S全体ボードあるいは食堂などの目につきやすい場所に、毎月掲示する。

 

⑦毎期半年ごとに、委員長(社長、工場長)が全職場を巡回する。

 

⑧点検結果などをもとに、優秀な職場を表彰する。

 

⑨活動が一巡したら、5S標語ポスターを募集し、優秀作品を掲示し、表彰する。

5S点検グループ別推移グラフ マサキ経営 5S全般

上記実施段階⑥の、点検結果表示例です。これを見ればたとえば、加工課は変化率は高くない(停滞気味)。検査課は一番低いレベルからトップレベルまで躍進した(がんばった)ことが一目でわかります。