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宗教:人は群れ集いパワーを発揮したがる

偉大な教祖は教団づくりに熱心ではなかった

仏陀キリストも、教団をつくり、それを通してパワーを発揮したい(信仰を広めていきたい)とは願っていなかったと思います。

後世の人たちが、その信仰を利用して教団教会寺院神社)をつくり、自分たちの思いを叶えたい、と願ったからできたものでしょう。

政治的野心家が教団をコントロールしようとした

言葉を変えれば、宗教をビジネスとして確立し、幹部たちの生活を安定・繁栄させ、さらに影響力を強め、信者たちを自分たちの思い通りにコントロールしたいと願うようになったのでしょう。そういう意味では、政治の世界とまったく構造は同じです。

鎌倉時代の宗教の本(井沢元彦『逆説の日本史 6中世神風編』小学館)を読んで感じたのは、まさにこの点です。

親鸞の本心を蓮如は封印した

浄土真宗の開祖・親鸞は、自分を教祖として捉えていなかった、信者のひとりとして、皆平等な立場にあった、というのです。そのため、「弟子は一人もいない」といったのです。

そのことを正直に書いた唯円の『歎異抄』は、浄土真宗教団の立役者・プロデューサー蓮如にとって信者コントロールのうえで、非情に都合が悪いので、この本を禁書処分にしてしまいました。僧としての戒律に縛られずに、妻子をもつことができるほうは、ちゃっかり受け継ぎました。

ついでですが、戦国時代に蓮如が浄土真宗を大教団として確立するまで、親鸞は忘れられた存在だったというのです。蓮如がいなければ、いまの日本の最大宗教団体本願寺派は存在しなかったかもしれません。

一遍も教団の確立など望んでいなかった

親鸞亡き後、庶民に熱狂的に受け入れられたのは、一遍の踊り念仏(時宗)でした。一遍も教団の確立を望んではいなかったのでしょう、死に臨んで、それまでもっていたすべての書物を焼き捨てさせました。

その後時宗は衰退し、代わりに衰退していた浄土真宗が蓮如により大躍進をとげました。

創価学会は大プロデューサー

このように教祖と呼ばれる人々は、おおむね教団づくりとその発展には関心が薄いようでした。それとは全く別の大プロデューサーが、教団をつくり発展させてきたのです。創価学会もまさにその一例でしょう。

だからなにが目的でなにが手段なのか訳がわからなくなり、選挙時期には、まったく支持しない公明党候補者なるものに投票を依頼に、拙宅を訪れたりするのです。「奥様によろしくお伝えください」「いえ、伝えません」というやりとりがあったあとは、さすがに来なくなりましたが。

「和をもって貴し」となす日本人の多くは、表面ツラは合わせながら、投票はしないということを平然とするのでしょうが(面従背絶)、不器用な私にはそれができないのです。

大プロデューサーが歴史の暗黒面をになった

何か宗教を信じる人は自戒すべきです。信仰に帰依しているのか、教団(教会)に帰依しているのかを。後者に帰依すると極端な話、異端裁判、魔女迫害、宗教戦争などの暗い歴史に思いを寄せざるをえません。そんな事態をキリストが望んだはずがないのですから。

明治維新の「廃仏毀釈」も、神道を天皇制の国家宗教に利用しようと企んだ維新政府に、神道の神官たちが悪乗りしたという事実を押さえなければなりません。

私の魂の宗教

ところでわたし自身は、熱心なある宗教の信者です。その宗教とは、つぎのような「魂の宗教」です。

❶人間の本質は、永遠不滅の魂です。

 

❷死んだら(肉体が滅びたら)魂は、自分の波長にあったあの世に移行します。

 

❸魂の成長が十分で、もうこの世に生まれ変わる必要がなくなれば、あの世に留まります。

 

❹あの世では最終目標(創造の神との一体化)に向け、魂の成長の旅を続けます。

 

❺魂の成長が不十分ならば、再びこの世に生まれ変わり、魂の修行をくり返します。

結論として人間は、この世でもあの世でも、永遠の旅人なのですね。

私にとっての教団は、質の良い(本物の)スピリチュアル系のです。

もしその手の教団(教会)があっても、けっして所属はしませんし、関心ももちません。教団の政治的野心にまきこまれ、世俗的愚物の手足にされてはたまりませんから。

生命の質QOLを高めて生き残れ⑤ 進化に伴うがん化のリスク

この項では、人類はチンパンジーからさらに進化したので、結局チンパンジーに比べて、「がんになりやすいという宿命」を負ってしまった、ということを述べています。

霊長類のメスの性皮

まず類人猿(霊長類)の性形態・性行動、とくにメスの性皮生殖器)について。

一夫一妻のペアで生活するテナガザル、オスもメスもほとんど単独で生活するオランウータン、一夫多妻のハレム集団をつくることが多いゴリラでは、メスの性皮はほとんど腫れない。

 

性皮がおおげさに腫れて発情をまわりに知らせるのは、複雄複雌の集団をつくるチンパンジーボノボだけだ。

動物園でチンパンジーの雌の性皮を見るにつけ、なぜこんな嫌らしくもグロテスクなものが必要だったのか、といつも疑問に思ってしまいます。

チンパンジーメスの性皮 正木英昭 マサキ経営 5Sコンサルティング 見える化コンサルティング 生産管理改善

たった1.5%しか人間との遺伝子に差がない、といわれるチンパンジーがこの有様。むしろ人間と少し遠い種のテナガザル、ゴリラのほうがマシではないかなどと思ってしまいます。

このチンパンジーの雌の性皮は、暗い森の中でも、ぴかりとピンクに光るように目立つことによって、雌の発情をいやが上にも雄にアピールします。

すると雄たちが興奮するのでしょう、よってたかって発情雌と乱交に至るのです。

考えてみれば、雄たちが競争状態にある集団で、少ないチャンスをものにするためには最適な形態だったのですね。

人間の雌は性皮をなくしたので雄は困った

しかし人間の祖先の雌(女性)は、この性皮(生殖器)をなくしてしまいました。そこで困ったことが雄に起こりました。交尾のタイミングがわからなくなったのです。

そこでやむをえず(?)雄はたえず精子をつくりつづける宿命を背負ったのです。それにかかわる臓器・前立腺のがんは、その結果いまや世界的にも、男に最も多いがんになってしまいました。

がんにならないまでも、前立腺肥大は加齢と共に増え、70歳代は7割、80歳代は8割ともいわれる発生頻度になっています。むしろふつうの老化現象になっています。

このように、前立腺に対する負荷・負担が、がん化の最大要因になっています。

その他に、人類が進化したことによってがん化のリスクを高めた原因については、以下のような点が上げられます。

知性の進化

知性の進化にともない、脳が巨大化しました。するとFAS酵素なるものが必要となり、これが脂肪酸を量産することになりました。これががんの細胞化を促してしまったのです。

紫外線の減少

6万年前に人類の祖先は出アフリカを図りました。その結果、紫外線に含まれているビタミンDが不足し、結果として大腸がんなどの発症リスクがふえました。

以上のデータは、「NHKスペシャル 病の起源 第1集がん」(2013.5.19)を参考にしています。

結論として、人類がさるから進化した代償として、がんになりやすいという宿命を背負ってしまった、ということになります。

あまりにも身近ながん患者たち

私の小学校時代の同級生は、男には珍しい乳がんになり、手術を受けました。

久しぶりに会った高校時代の友人(75歳)は、背中の皮膚がんの手術を受けました。

近くに住む知人(76歳)は、下血があったので診察してもらったら、大きながんが大腸に見つかりました。彼はもうすでに膀胱がん、肺がんになっていて、手術や治療を受けていたのですが、3度目の今回はショックが大きかったようです。

がんをさける方法は巧妙に隠されている

わたし自身は、Oリングテストというすぐれた検査方法により、がんにはならないし、万一発見されても初期のうちに(細胞化する前に)消せるという確信をもっていますが、それを知らないほとんどの人たちは、今後もがんになるかもしれないというリスク・不安と共に生きなければならないのでしょう。

人類の病気の最大のリスク・がんに対処する最良の方法があるのに、それを公にしたがらない巨大勢力・利権グループの存在を感じてしまいます。がんに対しては、あくまでも”3大標準治療”を推し進めるという巨大な利権を。

患者は弱く無知な立場ですから、医者の言いなりになるしかないという情けない窮地に追いやられてしまいます。

これは西洋医学の全否定ではありません。少なくとも慢性病であるがんを治せるかのような傲慢な態度はやめてほしいと思っているだけです。

心ある医者はどうしてよいかわからず、人知れず悩んでいるはずです。私のOリングテストの主治医・前田華郎先生(引退)もがん外科医から転向した一人でした。西洋医療では治せないがん患者をなんとかできないと模索した結果行きついたのが、Oリングテストマイクロ波治療でした。

これをお読みになった皆様の賢明なご判断を期待したいと思います。セカンド、サードオピニオンには、必ずOリングテスト・マイクロ波治療もできる医者も選び、その意見をしっかり聴くということをしていただきたいと願っています。

生命の質QOLを高めて生き残れ④

チンパンジーのがん死亡率は人より少ない

「がんによる死亡率」を、人間(日本人)とチンパンジーとで比較すると、興味深い事実が分ります。

日本人のがんによる死亡率は30%です。日本は先進国中唯一、がん死亡率が増え続けている唯一の国です。これは日本人が西洋医学を過信(盲信)し、医者の言うことに忠実ゆえに、無為のうちに死んでいく人が多いせいではないでしょうか?

たとえば医者から、余命など宣言されると、それをそのまま信じこみ、忠実にその通り死んでいく、といった情けない実情があったりします。生真面目で、受け身的な生き方もいいかげんにしたら、と言いたくなってしまいます。

これに対して、チンパンジーのがん死亡率は、わずか%にしかすぎません。人とチンパンジーの遺伝子のちがいは、わずか1.5%、98.5%は遺伝子が同じにもかかわらずです。

今回はそのちがい、人とチンパンジーの遺伝子の差がわずかにもかかわらず、がんの死亡率が大きく異なる原因について考えてみましょう。

人に最も近いボノボも交えて考える

それにはもう一つ、「ボノボ」という類人猿にも登場してもらいましょう。ボノボというのは、アフリカのコンゴ川の南側に生息し、北側に生息するチンパンジーと棲み分けています。

正木英昭 マサキ経営 5Sコンサルティング 見える化コンサルティング 生産管理改善

おそらくチンパンジーから分かれて、さらに進化して、より人間に近くなったと考えられます。ですから、人間に最も近い動物はという質問には、「ボノボ」というのが正解ではないでしょうか。

結論:性皮がなくなって人のがんがふえた

結論から言うと、「チンパンジーの雌の性皮がなくなり、人間の雄は交尾のタイミングがわからなくなって、がんをつくりやすくなった。つまり雄は、つねに精子をつくりつづける必要に迫られてしまった」ということです。

くわしいことは明日見ていきましょう。

生命の質QOLを高めて生き残れ③

余命1年の恐怖

がんになる人がまわりにもふえてきました。先日も団地の句会に出席したら、リーダー格の男性(81~82歳)がつぎのような句を投句しました。

行く春や老残の身を存(ながら)へて

「何か違和感を感じる」というある会員の意見があったので、本人は「すみません」と謝りながら、つぎのように語りました。

もう抗がん剤が効かなくなりました。

 

医者には余命1年と言われています。

なんと申し上げてよいのか、言葉につまりました。腎臓がんになり、片方を摘出した手術を受けたものの、予後がよくなかったようです。頭には脱毛を隠す帽子をかぶり、ガリガリに痩せ、肌は土気色でした。

それでも明るく振る舞おうとする本人を前にして、私はこの句の深い思いを知りました。そして「好きな句」という珠玉の句を集めた大事なノートに、この句を書きこみました。

晩年をよき旅立ちの準備期間にするために

この方には申し訳ありませんが、晩年とくにあの世に移行する直前少なくとも1年くらいは、心身共に苦しむことなく、眠るようにあの世に移行したいものです。この世で過ごした日々を思い返し、感謝の気持ちで旅立ちたいのです。

私はそのためにも、がんや脳血管疾患などの予防が必要不可欠だと思っています。

まちがえても、“抗がん剤”などに頼らないでもすむように。よくもこんな猛毒を、がんに効きます(エビデンスがあります)といけしゃあしゃあと西洋医療軍団(政府も含む)は、人類をだまし続けることができるものだと、その“奸智”に恐ろしさを感じます。

恐ろしい病気を予防する2つの検査

恐ろしい病気は、かなりの程度予防可能だと思っています。つぎの2つの検査を定期的に行うことによって(60歳以上を一応の対象とします)。

❶がん:Oリングテスト(実施できる医者は限られています)。問題がなければ、1年に1回程度。

ピロリ菌の有無も判定できます。陽性だったらすぐ除菌します。

 

❷脳血管疾患:MRI検査。何も問題がなければ、3~5年に1回程度。問題があれば、それなりの頻度で。

マサキの3原則

恐ろしい病気になる事態を防ぐ「マサキの3原則」は以下の通りです。

❶西洋医学では、がん(慢性病)は治せない。

 

❷自分の身は自分で守るしかない。
必要なら100冊でも本を読んで研究せよ。

 

❸何事も「予防」することが一番大切。
適切な(不適切ではない)検査に投資せよ。

これらの常識を我が身に、しっかりたたきこんでおきたいものです。

強力なパワーと権力をもつ西洋医療軍団は、とくにがんに関しては、あの手この手で、代替治療や東洋医学をつぶしにかかります(自分たちの利権が損なわれると危惧して)。

そして何も知らない患者を、アッという間に、“標準治療”(手術=切る、放射線=焼く、抗がん剤=毒物を飲ませる)の“伏魔殿”に誘いこむのです。

ですから我々庶民は、勇気をもって、この恐ろしい軍団と、あるところでは妥協して手を結び、あるところでは断固としてNoと言わなければならないのです。しんどいことですね。

たくさん本を読むと、医者の本音・悩みが浮かび出てきます。そこまでくみ取らないと、がんとの戦いには勝てないのです。

まずは何を置いても、「がん患者の会」の本を読みましょう。『「ガン・直る法則」12カ条』川竹文夫(三五館)などがお勧めです。

生命の質QOLを高めて生き残れ②

死因ワースト5

最新の統計(厚生労働省2021年人口動態)によりますと、日本人の「死因ワースト5」は、つぎのようになっています。

❶がん:26.5%、381,497人

 

❷心疾患(高血圧症を除く):14.9%、214,623人

 

❸老衰:10.6%、152,035人

 

❹脳血管疾患:7.3%

 

❺肺炎:5.1%

それぞれにコメントしていきます。

1位がん

1位の「がん」をさらに「男女別」、「部位別」に見るとつぎのようになります。

女性:❶大腸、❷肺、❸膵臓。
最多年齢層は、55~59歳。

 

男性:❶肺、❷大腸、❸胃。
最多年齢層は、65~69歳。

私の両親は、ともに胃がんになりました。私は64歳のときに大腸(横行結腸)がんの手術をしました。いとこ会で隣に座ったはとこは、膵臓がんの生還者でした。会に来られなかったいとこ(83歳)は、がんの末期で、手術を受けたが手の施しようもなく、医者はそのままなにもしないで縫い合わせてしまいました。

このように身近な日本人最大の死因であるがんは、徹底的にさけたいものです。

これについては明日以降、くわしくその「予防の手立て・対策」を考えましょう。疾病(災害も含め)は「予防第一」ですし、また予防可能だと思います。

2位心疾患

2位の「心疾患」の大部分は、「虚血性心疾患」で、「狭心症」と「心筋梗塞」があります。1位と2位を合わせれば、死因のうち4割をカバーしています。

3位老衰

3位の「老衰」が2007年頃から急上昇中です。それだけ長寿社会に日本はなってきたのですね。「ピンピンコロリ願望」が多くなってきたのも、その傾向を表わしています。

私も死ぬときはこれで逝きたいものです。眠るように。男の場合、90歳まで生きれば、その可能性が高まります。

4位脳血管疾患

4位の「脳血管疾患」は、自覚症状があまりないのに、ある日突然危機が訪れるという怖い病気です。くも膜下出血では、一定時間が過ぎると死にますし、重篤な障害が残る場合もあり、要注意です。

これを予防するには、定期的に脳の「MRI検査」を受けるしかないと思います。先月私の妹(68歳)は、友人のMRI検査のついでに自分も受けてみたところ、脳動脈瘤が見つかり、医者に手術を勧められました。

動脈瘤の形が悪く、部位も難しい位置にあったので、穴を開ける内視鏡手術ではすまず、開頭手術となりました。幸い手術は成功し、無事退院となりました。

年をとればとるほど、体中の血管が硬化(老化・劣化)し、とくに脳の出血が怖いのです。注意しましょう。

予防してQOLを高めよう

1位のがんから5位肺炎までの死因の合計は、64.4%です。約3分の2の死因は、防げたり緩和できるとしたら、これはもうけものですね。賢く行動することで、私たちの生命の質QOLは確実に高めることができると確信しています。

明日からは、死因の第1位で、ますます猛威を振るい続ける最大の死因「がん」について、その発生のメカニズムや予防法について考えていきましょう。

生命の質QOLを高めて生き残れ①

長生きすれば・・・

私のような悟りの遅い愚人にとって、長生きすればそれだけ、それを是正する可能性が高まってきます。

もちろん長生きすれば、いいことばかりではなく、マイナス現象(頑迷・傲慢、車の暴走、痴呆や疾病、車椅子、寝たきりなど)のリスクは高まってはきますが、若いころにはできなかった人生の気付きのチャンスにも恵まれるはずです。いまはそれに期待しています。

最新の日本人の死因について考えてみましょう(厚生労働省2021年人口動態統計)。そこには長生きし、生命の質QOLを高めるヒントがあるはずです。

若い世代の死因No.1は・・・

まず、つぎの年齢帯の日本人男女の最大の死因は何でしょうか?

❶女性:10~34歳

 

❷男性:10~44歳

答は「自殺」です。

男女とも、物心がつくのは10歳からということがわかります。ここが幼年と少年を分ける分水嶺なのですね。私の初孫も来年10歳。すなおで優しく賢い女の子も、難しい年頃に入っていくのかと思うと、何かさみしい気がします。

それから女性は34歳まで、男性は44歳まで、自殺に走りやすいから、とくに注意しましょう。

一時の衝動でこの世をおさらばしても、結局はもとの魂に戻って反省を強いられ(本当は自分で自分に反省を強いる)、またやり直すために(マイナスのカルマを解消するために)この世に舞い戻ってくるのです。

カルマが解消されるまで、再生(輪廻転生)は果てしなく続きますから、早くそれに気づいて、魂の位(霊格)を向上させ、自殺に走る必要のない、実りある人生を送っていただきたいものです。

今日はここまで。明日からは、その危険な自殺年齢のに訪れる、人の死因について考えていきましょう。

死んだらどうなるの?

死後の質問をいやがる人たち

「死んだらどうなるの?」と他人に聞くのが好きだ。できたら会う人ごとに尋ね廻りたい。しかし私にも常識はある。相手が嫌がると思って遠慮してしまうのだ。

なぜ嫌がるのかというと、その質問は相手に、「いやで冷たい恐ろしい感情」をもたせてしまうようなのだ。死という現象が、「とんでもなく気味の悪く、縁起でもない、できたら忘れていたい秘め事」なのだ。

しかし同時に不思議でもある。死という現象は、誰にでも平等に100%完全にその人に訪れる。いまだかつて、死ななかったという人はいない。ある意味人間は、執行時期が自分ではわからない“死刑囚”のようなものだ。

イエス・キリストもゴータマ・シッダールタも空海も死んだ。どんなに偉大な聖人でも死を免れない。ただその時期・タイミングが、人それぞれというだけだ。

しかし、ごく親しい人には、禁を恐れず聞いてしまう。「死んだらどうなるの?」と。その反応をご紹介しよう。

①小学校時代の友だちA君:「シャッターがパシャンと落ちるように、永遠の暗黒の世界、無の世界になる。後には何も残らない」。

②高校時代の友人B君:「小さい虫をつぶすとね、何もなくなってしまうだろう。人間もそれとおなじ。まったくの無になってしまうのさ」。

③愚妻と愚娘:「わからない」。しかし、しつこく食い下がる私。「いまわね、そういうこと考えたくないの!」。

①②を“虚無派”、③を“逃避派”と名付ければ、現代日本人はほとんどこのどちらかに属するものと思われる。

江戸時代までの日本人の死後の世界の常識

なぜ、いつからこんなになってしまったのだろう。少なくとも明治維新前までは、日本人の常識とは、つぎのようなものであったはずである。

❶死んだらあの世に移行する。

❷あの世には仏から地獄までさまざまな世界がある(十界)。

❸できたら仏の世界極楽浄土)に行きたいが、地獄に落ちるかもしれない。
そうなったらたらたいへんだ、怖い。

❹なるべくいい世界に行けるよう、信心深くありたい(仏教、神道)。

❺やがて輪廻転生により、またこの世に生まれ変わってくる。
しかしできたら、輪廻のサイクルをぬけ出て、聖者の世界四聖)に留まりたい。

私の認識は、この明治維新前までの日本人の常識とほぼ同じだ。

死のことは全生涯の課題

セネカ(古代ローマの思索家)はつぎのように言った。

生きることは、生涯をかけて学ぶべきことである。

そして、おそらくそれ以上に不思議に思われるであろうが,

生涯をかけて学ぶべきは、死ぬことである。

う~ん、いいこというね、シビれてしまう。

そして私のもっとも愛するパスカルの「パンセ」はいう。

が死すべきものであるか、死なないものであるかを知るのは、全生涯に関わることである。

そして有名な、神があるかないかの「パスカルの賭け」の話。

・もし君が勝てば、君はすべてをもうける。もし君が負けても、なにも損はしない。それだから、ためらわずに、神があるとかけたまえ

私の死後の信念

では私の「死んだらどうなる」の信念を、以下にまとめておこう。

①死んでも、人の魂は末永く生き残る。

②この世の人生で、反省点や学び足りないところがあったら、それを改善(カルマを解消する)するために、再びこの世に生まれてくる(輪廻転生の肯定)。

③もともと自分と同じ一つの魂だった分魂(ツインソウル)というものがあり、それぞれ別の肉体に宿り、学びの幅と深さを増強する。

その二つの魂がもし運良く、この世で出会えたら、二つはたちまち熱い恋に落ちる。あの世では必ず会えて合体する。

卒業試験をパスしたい

私は過去世で何度も輪廻転生をくり返してきた(はずだ。その記憶は完全に消されているけれども)。だからもうこの人生で、生まれ変わりは卒業したい。自分が自分に課する卒業試験をパスしたい。

その卒業試験の質問はわかっている。

無私の愛で、他人を包んだか?」ただそれだけだ。

しかし「それだけ」が、いかに「困難で遙かな遠い道」であることか!

マザー・テレサのすごさは、それを生涯をかけて実践したからだ。

だからこの世に生きている間に、「最も大切で本質的な全宇宙(神)の質問」をキャッチできたことは、どれほどの幸せであろうか。たったそれだけでも。

あとは身の回りの小さな「無私の愛」をコツコツと実践に移していくことだけが、残されたこの世の私の使命なのだ。

わかっちゃいるけど、道ははるかに遠いなあ。あと残された15年くらいの人生で、それをなんとかやり遂げたい。

この世でスベッタコロンダで一喜一憂するのはもうやめたい。卒業したい。

そして天使になって、あの世に留まりたい。ツインソウルと末永く連れ添って。

東大病患者の人生訓

いとこ会

「いとこ会」なるものがある。

父の兄弟は9人。そのすべてが成人にまで育ち、それぞれが子をなした。

だから、いとこはたくさんいる。うじゃうじゃいる。

その一部がたまに集まる。

米寿のいとこの痛切な思い

最長老は、今年米寿(88歳)に達した、父の兄弟の長男のところの長男。

それが、いとこ会の冒頭のあいさつで、つぎのように語った。

自分は文化系だが、数学ができなかったので、東大入試に2年続けて落ちた。そこで開き直って、数学を徹底的に暗記することにした。それが功を奏して、なんとか入ることができた。

がっかりした私

長く生きた人生の先輩の、「含蓄ある人生訓」が聞かれるかも、という私の勝手な想像は打ち砕かれた。

しかし、だが、日本人の多くは”東大病患者”だ。だからこのいとこの人生に深くしみこんだ思いは、受験の時の苦しさと、2浪はしたが、ようやく目標に届いたうれしさだったのだ。

海軍士官だった父親の重い期待もあったにちがいない。彼はその期待に応えて、東大卒業後は、三菱重工に就職した。

私は彼の話にがっかりしたが、そんなものだとも思った。

エリート一家の長女

私も”東大病患者”で、一浪して受けたが(現役では受けさせてもらえなかったほど高校の成績が悪かった)、1次試験にも受からなかったというていたらくだ。

それは、母の期待に沿おうという、バカ息子の悲しいあがきだったにちがいない。

母は、高女を出て、日銀に就職した。戦前の日銀は、おそらく最高、最良の就職先で、そうそう受かるところではないはずだ。

母の旧姓は「谷崎」で、日銀の就職面接のとき、試験官から「谷崎潤一郎の親戚ですか」と聞かれたと、誇らしげに語っていた。

その母の兄は、東京帝大の学生(肺病で早世)であり、弟はのちに一橋大に入った。

だから、東工大は”理科系の東大”、一橋大は”文化系の東大”が、母の口癖だった。

アホ息子の人生訓

そんな母の期待を一身に受けたアホ息子の私は、”東大病患者”になり、受かりもしない入試に、青春の日々を浪費したのだった。

でも、そのいとことはちがって、私がもし米寿のあいさつの席に出たら、入試や学生時代の話は絶対にしないだろう。

いとこは結局のところ自慢話だったのだが、私には自慢できるネタがないという大きなちがいはたしかにある。

しかし、その時代のそんな話は、今の自分(75歳)には、もうどうでもいいことだ。

そんなことよりも、私にはもっともっと話したい「人生の含蓄めいたもの」もあると勝手に思っている。

そんなことを、このブログ欄を使わせてもらって、ぼちぼちと書いてゆけたらと思う。

Spiritual “Conversations with God”③ 医療を我々の手に取り戻せ

西洋医学の利権構造

まずは本から、気になる”神の言葉”を引用します。

①医療専門家が治療を遅らせ、西洋医学以外の医学や治療を認めることを拒否しているのは、「癒し」の職業構造そのものが脅かされるからだ。

 

②西洋の医師は、東洋医学の効能を認めない。認めれば、代替医療で癒やされることもあると認めることになり、築き上げてきた西洋医学の制度そのものの構造がゆらぐからだ。

何事もそうですが、「医学界」一つとっても、そこには既得権益の強靭な網が張り巡らされ、制度の存続のためにはどんな抵抗もいとわない、という構造ができています。

私が大腸がんになったとき代替治療を受けた

私ががん(大腸)になったとき、この慢性病は、西洋医学では治せないとわかっていたのですが、まだごく初期で、がんも5mmの大きさだったので、大腸を10cm切り取る手術を行いました(通常は20cm切除)。

手術前に、自分の血液(手術前の元気な状態)を採血し、その中の白血球を何倍にも増殖し、それを手術後の身体に再輸血し、同時にビタミンCも輸血するという「代替免疫治療」を、他のクリニックで受けました。保険が利かないので、その費用は200万円をこえました。

代替治療を認めると西洋医学の利権が崩れる

そのとき担当医師(漢方にも詳しい)は、つぎのように語っていました。

代替療法は、いま高級車を買うくらい金がかかる。

 

もしこのような代替治療が認められたら(たとえば保険対象になったら)、どうなると思いますか?

 

アメリカのがんの製薬業界がつぶれます。

 

それに伴い世界のがんの西洋医療体制が大打撃を受けます。

それ以上はその医師は言いませんでしたが、私はそのつぎの言葉を、つぎのように受け止めました。

だから連中は、既得権益が揺るがないように、病人の利益になることであっても妨害し、頑固に現状体制を守ろうとするのです。

がんの薬など正常な薬ではない

がんの薬は、成分が猛毒からつくられていて、決してがんを治す薬ではありません。がんの成長を食い止めようとするだけで、いつかはそれが利かない時期を迎えるのです。その間患者は、辛い副作用に悩まされ続けます。

そんな恐ろしい、不出来のシロモノが大手をふって、がん3大療法の一つであると称して、人々を苦しめる構造になっているのです。人類とは、西洋医療とは、なんと恐ろしい職業構造をつくり上げてしまったのでしょうか。

代替治療を認めてほしい

私の希望・主張を以下に記します。

①東洋医学や代替治療を保険対象として認めていただきたい。

 

②がんのような慢性病を、西洋医学で治療できる限界を明確にしてほしい。

 

③がんを予防するOリングテストをもっと広め、充実させて欲しい。

「Oリングテスト+マイクロ波治療」で人類は救われる

がんになって命の危険を体験した私は、治すために必死に100冊を超える本を読破しました(近くの大きな本屋にも読む本がなくなり、八重洲ブックセンターに何週間も続けて通いました)。

その結果私は、前田華郎先生(アドバンス・クリニック横浜)の「Oリングテスト+マイクロ波治療」と出会い、これを「がんの最高の予防・治療法」として確信するに至りました。なにごとも、予防が一番です。

残念ながら前田先生は高齢(90歳)のため、現役引退されたので、現在つぎの転院先を考慮中です。しかしこれからも、毎年「Oリングテスト」を受け、もし異常が認められれば即、「マイクロ波治療」を受けることによって、一生がんとは無縁の人生を送りたいと考えています。

医療を我々の手に取り戻せ

このようなあくどい西洋医学界の利権構造も、Godにはもちろんお見通しだったのですね。我々の意識改革によって、医療を患者の手に取り戻したいものです。

Spiritual “Conversations with God”② 思いつくまま気まぐれ的に

本を読んだ読者の疑問

“Conversations with God”の著者Neale Donald Walschは、Godへの質問とGodから受けた返事を速記し、この本をつくりました。その内容については、つぎのような疑問がつきまといます。

①そもそも本当に、Godなどいるのだろうか?

 

②もしいるのだとしても、一個人に軽々しく”口を利く”ものだろうか?

 

③Walschの自作自演、でっち上げではないだろうか?

これに対する私の答

これに対する私の答は、つぎの通りです。

①本当にGod(創造主)はいる。

 

②私にはできないが、Godと口を利くことができる人がいるにちがいない。

 

③Walschの自作自演ではありえない。その内容の深さ、神秘性、矛盾のない体系性など、個人の創作レベルをはるかに超えている。

Neale Donald Walsch 正木英昭 マサキ経営 5Sコンサルティング 見える化コンサルティング 生産管理改善

個人・地球・宇宙の3部構成

“Conversations with God”は、つぎの3部構成になっています。

①個人レベル

 

②地球レベル

 

③宇宙レベル

神との対話①② 正木英昭 マサキ経営 5Sコンサルティング 見える化コンサルティング 生産管理改善

まずは「①個人レベル」から、気になる言葉をピックアップしながら、読み進めてまいりましょう。決して”体系的”にではなく、(それは本文をお読みいただくしかありません。わたし自身2010年以来8回目の読書になります)おもいつくまま気まぐれ的に。