生命の質QOLを高めて生き残れ⑥ がんにならない食生活

がんの標準治療に見切りをつけた患者

がんの代替治療に取り組んでいるM医師の投稿記事から引用します。来院患者(64歳男性)の例です。

食道がんステージⅣで、化学療法1クール後、腫瘍は縮小した。

 

その後再度大きくなって、抗がん剤が変更となった時点で、本人が抗がん剤の副作用の辛さもあって、「免疫治療」を希望して来院した。

この患者の驚くべき食生活

M医師が問診で食生活を聞いたところ、つぎのような返事でした。

①喫煙はやめた。

 

②飲酒はへらしただけで続けている。

 

③食事は肉が好きなので、牛と豚が中心。

 

④豆腐や大豆、野菜は好きではない。

 

⑤甘い物が好きで、和菓子はよく食べる。

 

⑥牛乳を朝と昼に結構大量に飲んでいる。

 

⑦チーズは大好物で、いまでもよく食べる。

 

⑧結構塩辛い物が好きで、味噌汁は濃いめで、漬物にも醤油を入れるほど。

とんでもない主治医の無知ぶり

この患者は主治医から、体力をつけるためには、「好きなものは何でも食べてよい」と言われたとのこと。その主治医の無知さ加減にもあきれます。ふつうのがん科医のレベルの低さを痛感します。とても命を預けられません。

M医師の回答

この患者の食習慣は、すべてがん治療に不利な内容で、治療以前に食生活を改めることが必須と判断し、M医師はつぎのように答えました。

このままでは、どんな治療も効果が期待できません。

私も驚きあきれた

正直私は驚きあきれました。がんに対してこれほど無知で危険な行為をしている患者や、それを放置している主治医がいたのかと。

大腸がん手術を受けた私は、必死に勉強した結果、食生活はこの患者の正反対をやれば良いと確信しました。逆に言うと長年、このようなまちがえた食生活を続けた結果がんになったとも言えるのです。

がんに打ち勝つ食生活とは

上の患者の食生活に対して、私なりにコメントします。

①「喫煙はやめた」のは当り前。煙草は「百害あって一利なし」。頭がスッキリするというのは大ウソ。判断力・知力が落ちるので、従業員にまともに仕事をしてもらいたい経営者なら、即時社内での喫煙を禁じるべきです。

煙を吸いこむと、とくに食道ががん化しやすくなります。私の両親はともに喫煙をしていて、二人とも胃がんになりました(母は息子の私の前では一度も煙草を吸う姿を見せたことがなかったので、長い間そうとは知りませんでした)

②「飲酒はへらしただけで続けている」。なぜがんをきっかけにやめられなかったのだろうと疑います。アルコールという、人体にとっての猛毒を解毒するのに肝臓を中心とする臓器は、大きな負担を強いられます。それだけ、自己免疫力が低下させられます。

③「肉食」は御法度です。当分、鶏肉も卵も、やめた方が良いのです。

④「豆腐や大豆、野菜」は大いにとりましょう。玄米食を主食に、副食として重視します。

⑤「甘い物」はやめましょう。とくにいけないのはアイスクリームです。がんの大好物です。「果物」「おやつ」も当分やめましょう。

⑥「牛乳」は当分やめましょう。それは本来、牛の子が飲むものです。その代わりに「豆乳」ならいいでしょう。

⑦「チーズ」はやめましょう。とくに「プロセスチーズ」が身体に良くありません。ヨーグルトを含め、乳製品は当分御法度です。

⑧「辛いもの」はやめましょう。「漬物」「醤油」もなるべくやめましょう。味付けに使う、「ソース」「ケチャップ」「マユネーズ」もすべてやめましょう。

さらにつけ加えれば、練り物(かまぼこ、ちくわ)もやめましょう。ものすごい種類の添加物が入っています。パンも漂白パン(白い食パン)は御法度です。三白(白砂糖、白い塩、白米)を憎みましょう。

身体の悲鳴を受け止めよ

「それでは食べる物がなくなっちゃう。一体何を食べたらいいんだ!」と嘆く向きが多いと思われますが、がんになるということは、身体の悲鳴です。「いままでの食習慣などの生活習慣を、徹底的に根底から改めよ」という身体の奥深くからのメッセージなのです。しっかり受け止めましょう。